2025/9/24~2024/10/3
今回のヨーロッパ研究出張は、昨年に引き続き、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)の一環として実施されました。
今回の出張では、早稲田大学 川西研究室、名古屋工業大学 菅野研究室、
千葉工業大学 枚田研究室の学生・先生方、NICTの研究者の皆様と共に、ドイツ・ブランシュバイク工科大学およびフランス・リール大学を訪問しました。また、欧州最大規模の光通信分野の国際会議「ECOC2025」にも参加しました。
現地では、各研究機関の研究室を訪れ、最新の研究設備の見学や、現地研究者との技術交流・ディスカッションを行いました。
交流を通じて、日欧間の研究協力体制がより強固なものとなり、今後の研究の発展に向けた具体的なステップを確認する貴重な機会となりました。
ECOCは、光通信分野における欧州最大規模、かつ世界的にもトップクラスの国際学会・展示会で、毎年ヨーロッパ各地で開催されています。学術界と産業界の双方から多数の研究者・技術者が集まり、最先端の研究成果や技術動向が発表・議論される場として高く評価されています。
リール大学は、フランス北部の都市リールに位置する公立大学で、国内最大規模の総合大学の一つです。長い歴史と伝統を持ち、理工系、医療系、人文社会系など多様な学問分野を網羅しています。欧州各国の大学との国際連携にも積極的で、教育・研究の両面において高い水準を維持しています。
研究発表を行う中で、海外の研究者と交流し、研究テーマに対する考え方や評価基準の違いを実感しました。技術的な議論のみならず、研究倫理や社会的意義の捉え方などについても多様な視点から意見を聞くことができ、国際的な研究活動の進め方に対する理解が深まりました。
発表後のディスカッションでは、複数の大学の研究者と共通の関心領域について意見を交わす機会に恵まれ、自身の研究を異なるバックグラウンドを持つ専門家に説明することで、新たな視点やアプローチのヒントを得ることができ、非常に刺激的な経験となりました。
展示されていた研究紹介ポスターを鑑賞し、幅広い分野における研究の目的や社会的意義について理解を深めることができました。また、研究室見学では、実際の研究設備や実験の様子を見学させていただきながら、研究者の方々から直接お話を伺うことができ、自身の研究を進める上での視野を広げる貴重な機会となりました。
2024/11/24~2024/12/1
今回のドイツ研究出張はAspire projectの一環であり、
マルチフィジックスICTシステムデザインに関する共同研究実施のため
早稲田大学の川西研究室、名古屋工業大学の菅野研究室の方々と共に
ブランシュバイク工科大学とシュツットガルト大学を訪れ、Lab見学や研究内容についてディスカッションを行いました。
ブラウンシュヴァイク工科大学は、ドイツの首都ベルリンから約2時間の都市、ブラウンシュバイクに所在する工学系の公立大学。ドイツ最古の数理科学教育機関を持つ工科大学で、ドイツ工科大学連合TU9のメンバー校でもある有力校。
シュトゥットガルト大学はドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州の州都シュトゥットガルトにある公立大学で、ドイツ政府のエクセレンス・イニシアティブ(大学院/エクセレンス・クラスター部門)の指定校。 ドイツの優れた9つの工科大学連合「TU9」の一つ。
研究についてディスカッションを行いました。教授やPhDの方々と意見交換を行い、海外のPhDに関する考え方や認識など学ぶことができました。
シュツットガルトで本場のクリスマスマーケットを満喫!!
ソーセージやホットワインとともにイルミネーションを楽しみました。
歴史あるブランシュバイクの街並みを観光!!
この町はカール・フリードリヒ・ガウスが生まれた町でもある。